環境問題視点でのメコン川ツアー

川のごみ問題を知って、考えてみる

中国、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジアとベトナムを流れる川、メコン川。700万人に供給される水源であり、ベトナムでは肥沃な土壌を運んでくる母なる大地を作る大事な川です。最近では川の一部がラオスでのダム建設により川全体に影響を及ぼしたり、世界で汚染状況ワースト10といわれています。メコン川流域の各国がプラスチック廃棄対策に取り組む今、このツアーで皆さんも実態を把握し、対策を考える機会を得ます。皆さんのお住まいのエリアにも川がありますか?その川はどんな状況ですか?川とは接することがない方にとっても、人々が暮らす土地には昔は山があり、川があり、そのもっと前には海だった場所です。日本は島国ですが、この川は6か国を流れつながっています。通常とは違う切り口でメコン川流域のミトーという町を中心に、メコン川に触れ、考えるきっかけを作ります。

■ディスティネーション

ホーチミン

ベトナム南部に位置する最大の経済都市。面積2,095㎢、人口843万人の都市。東南アジア有数の世界都市とされ、活気ある街並みが印象に残る。

ティエンザン省ミトー

ベトナム南西部メコンデルタにある省。ホーチミンから約80KM。

■学びのポイント

メコン川の状況を実際に目でみて、置かれている状況を知る

メコン川の状況を実際に(オンラインは映像上で)見て、良い状況なのか悪い状況なのかをまず知る。そのことに対してツアーの案内人や現地の人のインタビューなどを通じて問題の原因を探る。メコン川の両岸で、片方は街であり、その対岸には島が4つ存在する。メコン川の果たす役割も知る。

実際に住んでいる人たちの生活を通して、解決先を模索する

生活を無視した解決策では浸透せずに失敗に終わる可能性が高い。そうならないように実際の生活スタイルなども把握するために生活を知る体験をする。ミトーの町にある4つの島は、観光資源としてもとても重要であるが、川での島生活も重要な要素。

■学びのフロー

  • メコン川の全体を把握
  • 問題のごみ現場を確認
  • どんなごみか、どこからやってきたごみなのか
  • 住んでいる人たちはどう考えているのか
  • ごみをなくすには、を考える

■備考

対象高校生、大学生
受入可能人数1人から30人まで
受入不可期間旧正月期間(2021年2月10日~16日)