オンライン版 PBL学習プログラム – コンポンプルック村

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SDGsを学び、オンラインを通じて世界の問題解決を考える。

2020年。世界を席巻したコロナウィルスによって、私達がかつて生きていた世界は大きく変貌しました。
各都市を繋いでいた航空機や船舶は往来を休止し、国々を繋ぐ国境が封鎖されています。感染症の有効な予防や治療法が確立され、それが世界に行き渡るまで、一体どれほどの時間を要するでしょうか。そしてこの間、私たちが遠方の人々と繋がれる手段は、「オンライン」に依存せざるを得ない状況なり、そしてオンラインは社会に加速度的に普及していくこととなるでしょう。まさに今、私たちは黎明期、成長期を経て、オンライン時代の発展期に足を踏み入れたのです。
そして今、世界経済がマヒしています。各国では多くの人々が職を失い、生活を脅かされています。多くの子供たちが学校に通えなくなり、多くの大人たちが自分の家族を守るため、日銭を稼ぐために絶望に打ちひしがれながらも汗を流しています。
こういった現実の中、先進国である日本の若者たちがより良い世界のために出来ることとは何でしょうか。オンライン時代だからこそ出来るアプローチで世界を知り、日ごろの学業を基礎に、世界を考え、行動し、変える学習を提供する。そんな思いで提供するのがオンライン版PBL学習プログラムです。

■ディスティネーション

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コンポンプルック村

東南アジアで最大の湖であるトンレサップの湖畔に位置する「水没する」村。メコン川から流入する水により水位が上がり、年間のうち数ヶ月が水没する。

■学びのポイント

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コンポンプルック村が抱える諸問題を学ぼう

メコン川上流国のダム建設による水位低下、浸水林伐採と乱獲による水産資源の低下、汚水放出による水質汚染や健康被害など、様々な要因によって生じた諸問題がこの村には混在しています。また、新型コロナウイルスにより観光客が激減したことも所得の減少に繋がっています。これら問題が起きる要因も含めて学ぶところから始めます。

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オンラインで現地調査を実施

様々な問題に関して深く知るべく、テーマに沿ってオンライン調査を実施します。テーマごとに現地協力者を配置し、村から生中継をしながら生徒様たちの「本当に知りたいこと」を追求していきます。村人へのインタビューやお宅訪問、市場調査など、現場に足を運べなくても生中継ならではのリアリティを感じることができます。

問題に対する解決・改善の案「トライアルプラン」を設計

調査から得た現地の問題点に対しすぐに始められる解決案・改善案である「トライアルプラン」を考案して頂きます。現地協力者とオンラインでつなぎながら、実現可能なトライアルプランを決定し、現地協力先とプロジェクト対象に向けてプレゼンテーションを行います。

■学びのフロー

  • オリエンテーション
  • 外部から専門家を招き、SDGsに関する講義
  • プロジェクト対象に関する基本知識の講義
  • 現地協力先とプロジェクト対象をオンラインで繋ぎ、対象地の視察
  • 学生達の「思い」のゾーニングを行い、今後のプロジェクトのチーム分けを実施
  • 各チームに対し、現地協力者を1名配置し、テーマごとのオンライン視察を実施
  • 現地の問題点に対し、すぐに始められるトライアルプランの設計
  • 設計したTPを学生同士また、専門家、現地協力先に向けて発表を行って共有

■備考

対象高校生、大学生、専門学校生
受入可能人数10人から60人まで
受入不可期間